祖母の遺品から「500円玉貯金箱」を発見！ 総額500万円だけど、全額もらって大丈夫？「小銭貯金」ならバレないの？

500円玉貯金箱に500万円という大金がある場合、相続財産としての扱いに注意が必要です。以下に、受け取る際に気を付けるべきポイントを説明します。

1. 相続財産としての扱い

• 500円玉貯金箱も遺産の一部としてみなされます。金額が大きいので、他の遺産と同様に相続手続きが必要です。
• 相続税の申告対象になります。おばあさまが残した遺産の総額が基礎控除額を超えている場合、相続税が課される可能性があります。
  • 基礎控除の計算式は、3,000万円＋600万円×法定相続人の数です。

2. 「小銭貯金」ならバレないの？

• 小銭貯金でも、金額が大きければ税務署に注目される可能性があります。500万円もの現金が急に出てきた場合、銀行に預け入れる際にその金額が目立つため、税務署が気づくこともあります。
• 特に500万円となると、口座に預ける際に銀行が「大口取引」として記録を残すことがあるため、資金の出所が不明瞭な場合は税務署から問い合わせが来る可能性もあります。

3. 相続税の申告義務

• 総額500万円が相続財産に含まれるため、他の遺産と合計して相続税の基礎控除額を超えているかどうかを確認する必要があります。控除額を超えていれば、相続税の申告が必要です。

  たとえば、他の遺産と合わせて遺産総額が基礎控除内であれば、税金はかかりませんが、それを超えていれば相続税が発生します。

4. 申告しないと問題になる可能性

• 遺産額が基礎控除を超えている場合、相続税を申告しなかったり未納だったりすると、ペナルティが科される可能性があります。
• 税務署は銀行取引などを通じて大口の現金の動きを把握することができるため、大きな金額を動かす際には注意が必要です。

5. 今後の対策

• もし500万円を受け取るのであれば、他の相続人との話し合いが重要です。また、税理士に相談して相続税の申告が必要かどうかを確認するのも良い方法です。

結論: 500円玉貯金箱の500万円は、相続財産として扱われるため、遺産分割協議や相続税の申告が必要になる可能性があります。小銭貯金でもバレる可能性はあるので、適切に手続きすることが大切です。